水田に浮かぶホテル
建築界のノーベル賞と言われている「プリツカー賞」を受賞歴のある有名建築家の坂茂氏が手掛けた宿。SNSでは、水田に反射する鏡面効果が、ウユニ塩湖のようだと話題。
僕もミーハーなので、山形県庄内平野の水田を活かした、圧倒的建築美のスイデンテラスがずっと気になっていました。
空間を楽しむ
今まで宿を目的として旅にでる機会が少なかった僕。旅先では観光がメインであり、宿は優先順位低めだったのが本音です。
しかし、コロナのいま、思うように観光が出来ないことから、屋内（室内）でゆったりと過ごす旅も魅力的だなと改めて思いました。
ゴールデンウィークを活用して気になっていたスイデンテラスを訪れました。
通常時期よりも宿泊料が倍近く設定されていましたが、ゴールデンウィークに訪れるのも思い出としての印象が残ると思い奮発。期待通り、空間を楽しめる時間を過ごせました。
もちろん感染対策も万全。
訪れた時は、生憎の雨天、強風（笑）。ホテル到着のタイミングで晴れ間が差してきて気分も上がってきます。
館内の特筆すべきポイントは、木を基調としたデザイン。コンクリートが近代性を思わせ、木の菅や装飾がアクセントになりワンランク上の空間を演出。
写真を撮るのが楽しくて仕方ないです（笑）。
夕暮れになるにつれ、宿の魅力は最高潮に。飴色のライトが木の温もりを象徴づけて、街灯の少ない、一面水田の立地だからこそその魅力が強調されます。
スイデンテラスの醍醐味である「水田の鏡面」は見れませんでした。
例年、ゴールデンウィーク付近で田んぼに水を張るとのことです。仮に水が張っていても気象条件によっては拝めません・・・。
よく晴れていて、風が穏やかであることがマストな条件。
鏡面が見れなくても建築物としての魅力は満点なのでガッカリすることはありません。
インスタなどの投稿から現地の状況を確認して行くのもアリかなと思います。
