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旅の回想〜北京編②〜

回想〜北京旅行(後編)〜

 前編では、5年前の8月に旅行で訪れた北京の各観光スポットを主にまとめましたが、今編では、北京の文化や街の雰囲気などに触れていきたいと思います。

北京という街

 北京空港に到着して外に出ると、北京の湿った空気感が日本の空気感と近くて、少し安堵したのを覚えています。
 バスで市内のホテルを目指しましたが、道中感じたのは、中国の「せわしさ」です。
非常に多くの車が走行しているのですが、常にクラクションが鳴り響いていました。
日本では、緊急性の高い時に鳴らすのが一般的ですが、中国では、そのクラクションが延々と鳴っているのです。観察していると、信号が赤から青に変わるタイミングで鳴らして前の車へ合図を出しているようでした。時間、人、モノがせわしく行き交うそんな街です。
 せわしさを感じながらバスに揺れていると、やがて街の中心部に。
バスから降りて付近を見渡すと改めて中国の近代化の著しさを認識しました。近代的なビルディングと中国の伝統的な建築物が所狭しと並んでおり、想像していた中国よりもずっと、都会的で豊かさに溢れていました。

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 都会的・豊かさを感じる一方で中国のくすみのような一面も。北京の空は基本灰色です。日本でも問題視されている大気汚染を肌で感じました。
 夏の湿度や温度のみが要因ではない、どこか科学的な物質が起因した空気の濁り、街全体を包む甘ったるく独特なにおいなどの要素が、「今」中国にいることを強烈に実感させました。

 

中国雑伎を鑑賞

 北京での夜は主にホテル付近の散策でしたが、時間を持て余したこともあり、予定はしていなかった中国雑技を鑑賞することに。
 雑伎団が繰り出す超人技は、ぜひ観てもらいたいです。ローカルな劇場でしたが、パフォーマンスのクオリティは申し分なく、映像や大道具を駆使しての圧倒的なパフォーマンスに、終始魅了されっぱなしでした(笑)。

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 劇場にはお土産売り場も併設されており、謎のキーホルダーを購入。なぜ、これを購入したのか二十歳の自分に問いたいです。

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金額は、およそ10元(約150円)だったと思います。二つ購入するから安くしてくれて鬼のように値引き交渉した記憶があります(笑)。実際、中国は値引きの文化がありますので、売値でそのまま購入はおすすめしません。※売店や露店などの個人商店のみ
拙い中国語での交渉も想い出の一部です。

北京の青空

 3泊4日の北京旅行の最終日は、市内を散策しました。ホテルから天安門広場の前を抜けて、北京の銀座と言われる王府井へ。現地で魅力ある服や装飾品などが無かったので、王府井を早めに引き上げることに。品物の品質はやはり日本が一番だなと染み染み(笑)。
 しかしお茶は別格です。流石は、お茶の起源である中国。所かしこにお茶屋さんがあり、観光客にもとても人気です。茶葉は香り高く、煎れるととても澄んでおり、様々なフレーバーティーを楽しむことが出来ました。
 気ままに、街中を歩いていると最終日でやっと澄んだ青空を見ることが出来ました。灰色の空の北京しか知らなかったので少し感激しました。

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 日本との文化や国民性の違いに戸惑うことは多かったですが、全てが良い想い出です。
中華料理が好きですが、本場の中華料理は香辛料がキツめなのも多く、日本で提供される中華料理は日本人好みのテイストに合わせられているなんて当たり前に気付けたり。
 マクドナルドで注文するときも、列を押しのけて店員に注文したもん勝ちで、並んでいたら一生注文出来なかったり。
 海外に行くと、日本がどれだけ、丁寧な生活を送れる環境が整備されているかが分かります。苦労もあるけど、それ以上の魅力に触れることが出来る中国。次は、上海に訪れたいと思っています。