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Tokyo LOVE STORY

令和版東京ラブストーリーを観た

 平成初頭に社会現象を巻き起こした織田裕二主演のドラマ東京ラブストーリーが、30年の歳月を経てリメイクされ、FOD・Amazon Primeにて放映中。
 おうち時間を活用して話題性の高い令和版東京ラブストーリーを観ました。
感想としては、シンプルにおもしろい。
平成版・令和版どちらも観ましたが、双方に異なった魅力があり別物として観るのがオススメです。

 

Tokyo LOVE STORY

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あらすじ

 令和版の東京ラブストーリー。メインキャストは、伊藤健太郎石橋静河清原翔石井杏奈
 物語は、大手広告代理店に勤める完治(伊藤健太郎演)は愛媛支部から東京本社に異動となり、同じ職場となった先輩のリカ(石橋静河演)は、徐々に完治に興味を持つようになる。一方の完治は、東京に住む高校時代の同級生である三上(清原翔演)とさとみ(石井杏奈演)と過ごす中で、昔から想いを寄せているさとみへの想いを再認識。完治は、さとみに交際を申し込むが、これまでのさとみや三上との関係が壊れることを恐れ、告白をなかったことにしたいと、さとみに告げる。そして、三上とさとみが付き合い始めたことを知り複雑な感情を抱えた完治とリカは、徐々に距離を縮める――。
 

みどころ

 物語の軸は、普遍的で劇的な内容ではありません。東京を舞台に、何気ない日常のなかで、互いに距離感を縮めていくことから、等身大の感覚で観ることができます。
 脚本はもちろんですが、映像美やカメラワークなどの技術面も魅力かなと思います。
個人的に好きなのが「東京」を主張するために、多くのシーンに「東京タワー」が写っているところです。僕たちぐらいの世代の東京のシンボルは、やっぱり東京タワーであることから、より没入することができました。スカイツリーだと少し近未来感が強くて・・・

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夜の東京のライトが眩しく、朱色の東京タワーが映える極彩色の映像はとても都会的。

 平成版のキャラクター性や物語の軸、要所なシーンは踏襲されていながらも、展開は異なり、コミュニケーションツールや感情の移ろいのキッカケは現代的です。
 完治とリカのすれ違い、三上のルーズさ、さとみが抱いている不満、全てが僕たちにも共通する点があり、物語の展開が楽しみでしかたありませんでした。

 

 埋没しがちな日常にも、ドラマがあるんだなと期待させてくれる作品です。

 ぜひ、20代の方々には観てもらいたいです。

 

主題歌も都会的

 現代版シティーポップのジャンルにカテゴライズされるような、主題歌「灯火」も最高にクールです。

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 平成版の「ラブ・ストーリーは突然に」のような疾走感のあるBGMではありませんが、シーンをしっかりと彩る、気怠くも心地よいリズム感のある楽曲です。夜の舞台がメーンの当該作品にリンクし、とても夜に合います。最高にグールービーな一曲です。