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喧騒と甘雨の街、ハノイ

 バンコクに次いで、よりネイキッドなアジアを感じるべくハノイへ。ベトナムの首都ハノイは、ベトナムの文化・歴史が色濃く残るディープなスポットでした。
フランス植民地時代の名残を感じる西洋造りのアパートメントが印象的であり、決して心地よくはない熱気と湿気が、より一層ハノイを艶のある街に。

 

喧騒と甘雨が包む街

 ベトナムは世界でトップクラスの国民ひとりあたりのバイク保有数が多い国です。
必然ながらバイクの走行により、街中は非常に歩きずらいです。至る所で歩行者とバイクが接触しています。現地では、多少の接触は事故扱いにならないようでした。
常にクラクション音が鳴り響き、歩行者天国のタヒエン通りにも平然と侵入。
街全体が、クラクション音と人々の笑い声に包まれ、音に慣れるとどことなく心地よい喧騒に。
 喧騒に加えて降雨も多いのが特徴です。僕たちの滞在中も雨が降ることが多く常に街は湿り艶やかな印象に。

 ベトナムはグルメ大国です。日本の物価の約3分の1程度で美味しいグルメを堪能できます。ミシュランに掲載の「Pho 10 Ly Quoc Su」では安価で最高のフォーをいただけます。ローカルな雰囲気ですが、味は一級品。また、カカオの生産量が多いことから、チョコレートも有名です。観光客に人気の「MAISON MAROU」と「Pheva Chocolate」もしっかり訪問。

特に郷土料理ではないもののピザがおいしかったです。ハノイの中心地である、ドンキンギアトゥック広場付近にある「Pizza4Ps」はお勧めです。23年11月に日本にも上陸したアジアの人気店です。

 

地球が作り出した芸術「ハロン湾

 ベトナム世界遺産であるハロン湾ももちろん訪問。クルーズツアーを利用して観光。約8000円程度のツアーは旧市街からハロン湾までのバス代、クルーズ船、昼食、カヤック乗船すべて込みのお得なプランです。滞在時間は半日程度でしたが非常に満足度が高かったです。どの会社を選んでも同様のプランなのであまり悩まなくてよさそうです。

曇天が似合うハロン湾。自然の力強さを引きたてる曇り空が水墨画のようです。
ダイナミックな自然を感じながらのクルージング。

 

世界の近代的な都市に比べると文明・文化の水準は決して高い街ではありません。
しかし、文明・文化を差し引いても人々が夢中になる特異な雰囲気を持つ街でした。